今回は円皮鍼を使ったふくらはぎの簡単セルフケアをご紹介します。円皮鍼はドラッグストアなどでも簡単に手に入り、鍼灸院などに行けないときに自分でケアをするのには非常に便利です。
とくにふくらはぎはアスリートからデスクワークの人まで幅広い人で疲れが溜まりやすく是非試して欲しいと思います。
そもそも円皮鍼ってなに!?
円皮鍼とはシールの上に鍼が付いていて、メーカーによりますがおよそ鍼の長さが0.3mm~1.5mmの長さに区分されたいわゆる『シール鍼』といわれるものです。
樹脂などで鍼が固定されていて、鍼灸師でなくても自分自身にするのには全く問題がありません。もちろん他人にするにはだめですよ!
この円皮鍼は非常に簡単にできるのに効果的で鍼灸師としてはかなりおススメができます。
円皮鍼は持続的にツボを刺激することによって効果を持続させることができます。
このため疲労のたまりやすい部位には特におすすめになります。
円皮鍼おすすめ部位
肩凝り
腰痛
眼精疲労
腱鞘炎
ふくらはぎの疲れ
などの慢性な部分には特におすすめができます。
ぎっくり腰、寝違え、捻挫などにも有効ですが、初めての方には難しい為今回はおススメは慢性の疾患をおススメとします。
そして今回特におススメするのはふくらはぎのケアです。
用意する円皮鍼
ふくらはぎなどにおススメする円皮鍼はセイリン社製のパイオネックスの0.6mmがおススメになります。
これ以上長くなると慣れていないとチクチクしてしまいますので慣れるまではこの長さがおススメになります。
このパイオネックスは使いきりで簡単に衛生的に使えますので是非試してみてください!かなりおススメですよ!
足の疲れにおススメなツボ
足の疲れにおススメなツボを2つご紹介します。
承山穴
ツボの名前・・・承山(しょうざん)
筋肉・・・・・・腓腹筋上にある
運動神経・・・・脛骨神経
知覚神経・・・・内側腓腹皮神経
取穴方法・・・・アキレス腱からふくらはぎに向かってさすりあげて指が止まるところ。
承山穴は足のつることやむくみ、疲れなどにはまさに特効的な役割のツボといわれています。このツボに円皮鍼をすることによって足の疲れはかなりとれますよ!
足の三里
足の三里はツボの中でも世の中に有名なツボの中で1.2を争うツボだといえます。
効果も非常に高く、健脚のツボでも有名です。
松尾芭蕉の『奥の細道』の中でも「足の三里に灸していないものとは旅をするな」と書かれているぐらい足の疲れには効果的です。
ツボの名前・・・足の三里(あしのさんり)
筋肉・・・・・・前脛骨筋上にある
運動神経・・・・深腓骨神経
知覚神経・・・・外側腓腹皮神経
取穴方法・・・・膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみに人差し指をおき、指の幅4本そろえて小指が当たっているところ。
パイオネックスの貼り方
今回は私がおすすめする円皮鍼のパイオネックスの貼り方をご紹介します。
パイオネックスはこのような形で梱包されています。
まずこの面を表面としたら裏面にひっくり返しましょう。
ひっくり返し紙を剥がすとこのような形になります。
上の1枚目の写真を見てもらうとプラスチック部分に線が入っているのがわかると思うのですがこの部分を表面に向かって折り曲げるとパイオネックスの手前側だけが残り簡単に容器から外せるようになります。
このように手で持つ部分だけまだ紙が残ります。
手に粘着部分や鍼が当たらない為非常に衛生的ですね!
そしてこのまま鍼を刺したい部分にテープを貼って残りの紙を剥がして終わりです。
非常に簡単に貼る事が出来ますよ!
是非お試しください。
まとめ
あしのふくらはぎは非常に疲れがたまりやすく、アスリートにとってもデスクワーカーにとってもつらい症状だといえます。
今回ご紹介した円皮鍼は簡単にできて驚くほど効果が出ると思います。是非試してみてください。
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