今回ご紹介したい記事は鍼灸師以外の人にはまったく興味のない話だと思います(笑)
誰でもできる無痛切皮術です。新米鍼灸師や免許取り立ての頃は切皮痛に関していろいろ試行錯誤をしながら鍼を打つことになると思います。どうかやって切皮痛をなくしたいと思う事はみんなが通る道だと思います。
今回ご紹介するのはその中でも弾入をしないやり方になるのでコツを掴めば美容鍼などでも使えると思います。(ちなみに私は美容鍼は専門外になるのでやったことはありません。もちろ治療で顔にする場合はやりますよ)
顔などの敏感な部分に鍼をする際弾入の衝撃さえ不快に思われることがありますので今回のやり方はオススメです。
前置きが長くなったのでご紹介していきたいと思います。
用意するもの
鍼です(笑)
ディスポを用意してください。このやり方は金属鍼管はあまり向いていないのでプラスティック鍼管を使ってください。
セイリンがオススメです。
やり方
まず動画を見てみてください。
簡単ですよね(笑)
①普通に鍼を打つように押し手を作りましょう。(新米の時押し手を作る際母指と示指の強さを同じにしてといいますが同じにしているつもりがほとんどの人が母指の方が強くなります。母指が強くなると皮膚の張り方がいびつになるので切皮痛の原因になります。)
②少し鍼管を押し当てます。(あまり強くしないでくださいね)
③弾入をしないで鍼管を少し速くあげます。
④鍼管が上がる瞬間に鍼体を素早く持ちます。(このときは早く鍼体を掴んでください。そうすることによって皮膚が元の位置に戻る勢いで勝手に鍼が刺さります)
1~2回練習することによってできると思います。是非やってみてください。
まとめ
鍼灸師にとって切皮痛はない方がいいですよね?でもなかなか教えてくれる人もいませんよね。自転車の乗り方を口で説明するのが難しいのと同じで出来る事の感覚を文章にするのは難しいことです。
切皮痛がないだけで患者さんからの信頼度はかなり変わります。それに患者さんにやさしい鍼が打てます。
鍼灸業界は受療率は3%といわれております。認知度はかなり高いのに受けたことのない人が多いと言います。受けない理由は「鍼がいたそうで怖い」というのが一番の理由だそうです。
鍼灸師全員が切皮痛がなくなれば鍼灸の世界の見方は変わるかもしれません。鍼を初めて受けた方が鍼って痛くないだと思ってそして効果を実感していただくことがリピーターを産み、人を紹介してくれるかもしれません。是非鍼灸界全体で受療率を上げれるようにしていきたいですね!
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