スマホやパソコンが普及をして最近多くなっているのが「ストレートネック」ですね。よく聞くと思います。まあこの記事をみているのもパソコンかスマホだと思いますが・・・(笑)
ストレートネックになって体に起こる症状は
肩こり
頭痛
めまい
眼精疲労など
様々な症状が出るといわれております。上の絵のように首の骨がまっすぐになっているので身体によくないとされています。
首の後ろにテニスボールなどをおいて仰向けに寝てカーブを作りましょうとありますがホントにそれだけで改善するのでしょうか?
一時的にはいいと思いますがはたしてどうでしょう?
説明していきますね。
ストレートネックってなぜ悪い!?
まずストレートネックはなぜ身体に悪いのでしょうか?人間の頭は約5キロといわれております。人間の脊柱はS字にカーブしていることで体重の負荷を支えております。頭も重心の上に乗っかり上手く支えられています。
その重りを筋肉で支えたらどうでしょう?ストレートネックとは頭が前に出ているので5キロの重りを筋肉で支えているのです。
イメージでいうとこんな感じですね。頭が重りでクレーン車が首です。このように重心から外れ、首の筋肉だけで支えているので首の筋肉が悪くなり様々な症状を出すのです。
ストレートネックの原因は頭が出ているだけなのか?
ストレートネックはスマホやパソコンをみてただ単純に頭が出ているのかというとそういうわけではありません。ストレートネックになっている人の基本姿勢は猫背(円背)です。そのあたりから姿勢について紐解いていきましょう。
猫背になっている人の特徴は腹筋の短縮や異常亢進です。簡単にいうと腹筋、特に腹筋の上部が固くなってしまい体が伸びにくくなります。こうすることで呼吸が浅くなり横隔膜の動きが悪くなります。
横隔膜は青くなっている時です。横隔膜の働きは空気を吸うときに働くのですが、収縮することによって膜状になっている横隔膜が下に下がることによって胸の中が広がり空気が肺に入ってきます。この働きのときに横隔膜の働きとして赤丸のところ、下部肋骨を横に広げるという作用があります。
猫背の人はこのように呼吸が浅くなって、横隔膜が硬くなり下部肋骨の横に広がる動きが出来なくなります。そうなるとどうなるかというと、胸腔といって肺がはいっている空間を広げる事が出来なくなり呼吸自体をすることが困難になります。
しかし人間は呼吸をやめるわけににはいきません。そこでどうするかというと代償的にどこかが働きます。そこがここです。
青丸のついてる首の前側の筋肉たちです。この筋肉たちは呼吸の補助筋たちなのですが筋肉の下部の方で肋骨の上部にくっつき、上方に引っ張り縦方向に胸腔を拡げ呼吸をしやすくします。
つまりこれらの筋肉は下部の胸腔が広がらないことにより上部を拡げるためにずっと働くことになります。つまり首の筋肉が短縮することになります。
これにより首が前方に引っ張られストレートネックが完成します。
これでどうでしょうか?首を後方から押すだけで治るでしょうか?私はなかなか変わらないかなと思います。
まとめ
ストレートネックは単純に首回りだけでないのがお解りになったでしょうか?姿勢と呼吸法を変えていく事で症状は改善していくと思います。
一日では改善はなかなか難しいと思います。しかし毎日繰り返すことによって姿勢も症状も変わってきます。
毎日頑張ってくださいね!
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