今回の記事は肉離れの時に早く治すために必要な食事についてです。
肉離れのときにさまざまな治療法などを試す方は多いともいますが、忘れがちになりやすいのは、食事です。
身体づくりの基本は栄養、つまり食事になります。
どんないい治療や休養をとっても修復するための材料、身体にとっては栄養ですね!それがないといいものはできません。
つまり早く治すためには適切な食事が必要になります。
何が必要!?
肉離れはどうなっている状態かというと、組織的に言うと筋組織の断裂です。しかし、筋肉だけではなく多くは筋膜も損傷しております。一般には筋組織よりも筋膜損傷のほうが多く起こっているといわれております。
筋肉は、「筋原線維」と呼ばれる小さい繊維が集まってできた「筋線維」が束になることによって出来ています。
筋線維を束ね、筋肉の形に整えている膜を「筋膜」といい、これはコラーゲンやエラスチンなどという成分によってつくられています。
筋肉の柔軟性や強度はこの「筋膜」の柔軟性や強度によって左右されます。
つまり、筋膜を構成するコラーゲンが劣化・不足すると筋肉自体が弱く、固くなり、筋力の低下につながってしまうということです。
コラーゲンはたんぱく質が豊富な食材に多く含まれています。
鶏肉や豚肉、魚介類などの良質なたんぱく質から、しっかりとコラーゲンを摂取しましょう。
また、コラーゲンの合成にはビタミンCの存在が欠かせません。
効果的にコラーゲンを摂取するために、ビタミンCは一緒に摂るようにしましょう。
つまり早く回復を狙うような食事は、多くのタンパク質、ビタミンCなどのビタミン類をとれるようにしましょう!
サプリメントとしてのコラーゲン
サプリメントとしてのコラーゲンですが、実のところをいうとコラーゲンのまま栄養として吸収されることはありません。
コラーゲンはあくまでタンパク質の一種なので吸収されるときは
タンパク質→ペプチド→アミノ酸
と分解されていき、いったん小さくなった上で腸管から吸収されます。
しかし、コラーゲンは良質なタンパク質であることには変わりはないので多くとることはお勧めできます。ただコラーゲンをとるだけではだめで、ビタミンCや必須アミノ酸を多く含む食事をとることが大切になります。
タンパク質について↓↓↓↓↓↓↓↓

ケガをした時食事で気を付けてほしいこと
残念なことでけがをしてしまい、運動量が落ちてしまったときに考えてほしいことはウエイトコントロールです。つまり、体重です。
怪我をして運動量が減っている状態で運動しているときと同じ量を食べてしまうとどうしてもカロリーオーバーをしてしまいます。体重が増えてしまうと復帰した際ほかのケガにもつながってしまいます。
ですので良質のたんぱく質をとる際はなるべく低脂質の食材から摂ってほしいです。
脂質について↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
またケガをしてしまっても患部以外は積極的に動かして運動量を確保するとともに、ほかの部分の強化に努めてください。
怪我は休養期間ではなく他を鍛える期間だと思ってください!
まとめ
ケガをした時大事なのは、早く治そうとする強い意志です。
もちろん焦ってもいけませんが、その状況で何ができて、何をしなければいけないか考えることが非常に重要です。
アスリートは、治療法やリハビリに非常に重きを置く傾向にありますが、忘れたらいけないものとしてやはり食事、栄養摂取です。
もちろんタンパク質やコラーゲンのことはケガをしてからだけではなく、予防にもつながりますので是非参考にされてください。
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