シンスプリントとニーイン・トゥアウト(Knee-in, Toe-out)の関係

スポーツ障害・怪我

シンスプリントは比較的いろいろなスポーツで起こりやすいスポーツ障害です。ですが治るまで時間がかかったり、再発を繰り返してしまうアスリートも多くいます。最悪の場合、脛骨疲労骨折にもなったりする厄介なスポーツ障害です。

繰り返すアスリートやなりやすいアスリートにはやはり『身体の癖』というか特徴というものが何種類かあります。

 

今回はその中でもニーイン・トゥアウト(Knee-in, Toe-out)をご紹介していきたいと思います。

 

ニーイン・トゥアウト(Knee-in, Toe-out)とは

膝(knee)が内側(in)に入り、相対的につま先(toe)が外側(out)を向くというのがいわゆるニーインの状態です。

ニーインになるとどうなるかというと

健側

患側

見てもらうとすぐにわかるのですが患側の方が膝が内側に入っているのがわかるとおもいます。

 

ニーインになるとこのような脚の動きになります。見てわかるように健側に比べ患側の足首の角度が鋭角になっているのがわかると思います。

 

鋭角になるとシンスプリントで痛みの出やすい脛骨下三分の一部分に負担がかかるのわかると思います。

これはゆっくりと膝を曲げてもらってこのように動きます。

これよりも早く動くランニングではより顕著にニーインが出ますし、また不安定な動きをしてしまいます。

 

ランニングでは一回という少ない回数ではなく何百回とこのような脛骨下三分の一に負担のかかる動きをしてしまいます、

ニーイン・トゥアウト(Knee-in, Toe-out)の予防

それではニーインにならない為にはどうすれば良いのでしょうか。

ニーインは様々な要因を絡めてなっていきます。

 

大きな原因の理由を2つ挙げるとすれば

 

扁平足(オーバープロネーション)=回内足

中臀筋の機能不全

この2つになります。

この2つを改善するのは非常に重要な事になります。

シンスプリントの改善

シンスプリントになるアスリートの多くは痛みの出ているふくらはぎ周りのケアを多くすると思います。

しかし、シンスプリントを発症する多くのアスリートには共通してニーインになっている事が多いです。

 

つまりシンスプリントになるアスリートはこのニーインを改善するエクササイズやストレッチをする必要があります。

 

改善をしないが為にシンスプリントを繰り返してしまうアスリートが多いのです。

休んで痛みはなくなって練習を再開しては痛みを繰り返してしまうアスリートはほとんどがこのような癖を持っています。

 

シンスプリントを繰り返す場合はまずこのようなところから見直して見て下さい。

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