腓骨筋腱炎は足の外くるぶしの後ろ側から足の横側にかけて、足をついた時や地面を蹴る時に痛みが出るのが特徴です。
ランナーなどの長距離選手やバスケットボールやテニス、バドミントンなどの切り返しの多いスポーツでみられるスポーツ障害です。
しっかり休めば痛みのなくなるスポーツ障害なのですが、無理をしたり、治ったと思って何もせずに練習を再開すると痛みの再発しやすいです。
テーピングは腓骨筋腱炎の予防や痛みの改善にはよく使えるツールになりますので覚えていただけるといいと思います。
腓骨筋腱炎とは
腓骨筋腱を理解する前に腓骨筋を見てみましょう。
腓骨筋は短腓骨筋と長腓骨筋に分けられます。
短腓骨筋
短腓骨筋は外くるぶしにある筋肉で、腓骨外側面の下部1/2、部分的に筋間中隔から始まり外くるぶしを通って第五中足骨の底部に終わる筋肉です。
長腓骨筋より深層にあります。
主な働きは足首を底屈させます。
底屈とは地面を蹴ったりする作用です。
長腓骨筋
長腓骨筋はふくらはぎの外側にある筋肉で、腓骨頭および腓骨の外側面の上部2/3から起こり、足首の踝の周りを通り第一中足骨に停止します。
腓骨筋腱炎はこの2つの筋肉が悪くなり痛みが出ます。(特に問題は短腓骨筋です)
症状は上の図の赤丸で囲んだ部分に腫れや痛みが出るのが特徴です。
走った時にこの辺りに痛みが出ると要チェックです。
テーピングに関して用意するもの
今回の動画は38mmのキネシオテープで貼ってます。
50mmのキネシオテープでも代用は可能です。
腓骨筋腱炎のテーピング法
①第五中足骨の底部(足の外側のぽこっと出たところ)からテーピングを始めます。
そこより外くるぶしの後ろ側をこするぐらいのイメージでテーピングを沿って貼っていきます。
短腓骨筋をイメージして貼ります。
②2枚目のテーピングは足の裏から始め1枚目のテーピングから少しずらしながら腓骨頭(膝の外側のぽこっと出た骨)を目指して貼ります。
コツとしてはこのテーピングは少しきつめに巻くのがコツになります。
③足首の関節の安定性を出すためにヒールロックでテーピングをします。
ヒールロックは動画のように一筆でするのもいいですがわかりにくい場合は分けてしても大丈夫だとお思います。
オーバープロネーションなどにはうまくヒールロックをしてあげるのは非常に大事です。
まとめ
腓骨筋腱炎は比較的長距離ランナーや切り返しの多いスポーツのアスリートに多くみられます。
このようなオーバーユースなどの基本は安静です。
しかしテーピングをする事により症状の改善を早めたり予防をする事が可能になります。
是非参考にしてみてください。
痛みが強く続く際は必ず専門機関に受診をして下さい。
少しでもいろいろな先生方のお役にたてたり、
アスリートにお役にたてたらと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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