腓腹筋やヒラメ筋は併せて下腿三頭筋といわれふくらはぎを構成する筋肉としては一番大きく、作用も強い筋肉です。
そのためフットワークやダッシュを繰り返すスポーツでは肉離れなども多く起きてしまいます。
今回ご紹介するテーピングはふくらはぎの肉離れに対する応急処置のテーピング法になります。
早く治すために必要な事のひとつに「応急手当」があります。
応急手当というより初期治療です。
初期治療をどうするかで炎症や出血を抑えることにより、予後に大きく影響します。
是非覚えてください。
肉離れの応急手当として必要なこと
みなさんはRICE療法というものはご存知でしょうか?
スポーツ外傷を習う上で一番最初にならうといっても過言はないぐらいのものです。
RICE療法とは
R・・・Rest=安静
I・・・Icing=冷却
C・・・Compression=圧迫
E・・・Elevation=拳上
といった処置の頭文字をとってRICE療法といいます。
つまり肉離れを起こして最初に行うのはまず無理に動かさない(=安静)、そして冷やすということです。そして足を少しあげ、圧迫をするという処置を行います。
これに固定を加えると初期治療としては必要不可欠なことになります。
ふくらはぎの肉離れのテーピングに用意するもの
ホワイトテープ38mm幅か50mm幅のテーピングになります。
これとは別にはがれやすい場合はキネシオテープを用意するといいと思います。
ふくらはぎの肉離れのテーピングの貼り方
①ホワイトテープをふくらはぎの両脇に縦に左右一本づつ貼ります(アンカーテープ)
②ふくらはぎの下の方から斜め上に向かってに貼ります。(私の場合左から右斜め上に貼ります。理由は特になく右利きの場合そちらの方が巻きやすいと思います)
この時圧迫の意味を込め少し圧迫を加えながら貼っていきます。
③先ほど貼った方と逆の方から斜め上に向かって貼ります。テーピングがクロスするように貼ります。
④②で貼ったテープの3分の1もしくは2分の1ずらして同じようにテープを貼っていきます。
⑤左右同じようにずらしながら膝の下あたりまで同じように貼っていきます。
⑥上部まで張り終えたら最初に貼ったアンカーテープを同じように貼ります。
この際、剥がれやすかったりする場合はアンカーテープの上にキネシオテープを張ると剥がれにくくなります。
貼り方の動画
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テーピングを貼り終えたら弾力包帯などで圧迫するとよりいいと思います。
まとめ
ふくらはぎの肉離れは通称テニスレッグなどといわれテニスなどで起きやすいいといわれています。
テニスだけでなく私はラグビー、サッカー、バレーボールなどのスポーツの現場で数多く診てきました。しっかりとした応急手当てを知っているということは非常に重要になります。
予後の結果にも大きく左右するので是非参考にされてください!
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