ヒラメ筋は下腿三頭筋の中で腓腹筋より深層にあります。腓腹筋の深層にありますが腱に変わるときに腓腹筋と共同腱を形成しアキレス腱を作ります。
このためアキレス腱炎などのスポーツ障害には非常に大切な部分になります。
是非一緒に勉強していきましょう。
ヒラメ筋(ひらめきん)の起始、停止
ヒラメ筋は深層の筋肉になりますがアクティビティマッスルになりますので機能を覚えることは非常に重要です。
起始 | 腓骨頭から腓骨後面ならびに脛骨ヒラメ筋線 |
停止 | 腓腹筋とともにアキレス腱を形成し踵骨隆起 |
神経支配 | 脛骨神経(L4~S2) |
作用 | 足関節の底屈 |
栄養血管 | 後脛骨動脈 |
ヒラメ筋(ひらめきん)の特徴
膝関節屈曲位での底屈では腓腹筋の筋緊張が低下するためメインはヒラメ筋が底屈動作を行います。
腓腹筋は主に白筋(速筋)で構成され、ヒラメ筋は主に赤筋(遅筋)で構成されます。
腓腹筋とヒラメ筋は合同で強く大きく共同腱を作ります。これがアキレス腱となります。
アキレス腱は踵の上部でやや細くなり、断面は前方にくぼむ半月状で停止部である踵骨隆起の中部では扇状に広がり停止します。
腓腹筋(ひふくきん)のストレッチ
ヒラメ筋のストレッチを行う場合一番大切になることは、膝関節を曲げることことです。膝関節が伸びた状態でストレッチをするとヒラメ筋より腓腹筋が重点的にストレッチをされることになります。
ヒラメ筋のセルフケア
ふくらはぎのおすすめケア①
脚が疲れたりむくむ人におすすめ
脚がつりやすい人にもオススメです
やり方フォームローラーを使ってまんべんなくマッサージ
→ストレッチをして張る部分を確認
→張る部分を重点的に繰り返す
→この作業を繰り返す肉離れの回復期にもオススメです#肉離れ#脚ケア pic.twitter.com/I0I7xvvQKI
— 陣内由彦~鍼灸×柔整×陸上×トレーナー (@jin_anzu) April 11, 2019
フォームローラーが1つあればどこの部分にでもセルフケアが出来るのでオススメです。
ヒラメ筋のケアは基本ふくらはぎのケアになりますのでやってみてください。
ヒラメ筋のトレーニング
下腿三頭筋のトレーニングといえば『カーフレイズ』です。重りなどをもって立位で踵を上げるのですが、下腿三頭筋を鍛えるのはこのトレーニングが一番効きます。
カーフレイズは下腿三頭筋を鍛えるだけではなく足首の捻挫のリハビリには欠かせない種目の一つです。しっかりすることによって足首の安定性に大きく関与いたしますのでしっかり行うようにしましょう。
ヒラメ筋のテーピング
ヒラメ筋は長距離のランニングで疲労をしやすくなります。ヒラメ筋が遅筋繊維が豊富なので長距離走などの持久力が必要なトレーニングで疲弊しやすいです。
しっかりテーピングで保護してあげることで肉離れが予防できますので是非お試しください。
おススメのテーピングはこちらになります。
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まとめ
ヒラメ筋はシンスプリントなどの下腿部のスポーツ障害などにも非常に重要な筋肉です。またセラピストとしては知っておかなければいけない重要な筋肉です。
是非一緒に勉強していってくださいね!
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