バドミントンはフットワークを前後左右に動いたり、ジャンプをしてスマッシュをしての着地であったり、バックステップからの前方にダッシュをしたりなど膝に対する負担が多いスポーツです。
バドミントンは膝の前十字靭帯の断裂、損傷や内側側副靭帯の損傷、鵞足炎など膝のスポーツ疾患を非常に多く出しやすいスポーツだといえます。
今回は特に、内側側副靭帯の損傷や鵞足炎などで使えるテーピングです。
膝の痛みが長く続く場合は必ず専門機関を受診してくださいね。
今回ご紹介するテーピング法は膝の内側の痛みに対する凡庸性の高いテーピングですので是非試してみてください。
膝の内側の痛みの原因は!?
膝の痛みは内側側副靭帯の痛みや鵞足炎が原因なことが多く、今回は膝の内側側副靭帯についてご紹介します。
内側側副靱帯損傷
内側側副靱帯断裂はスポーツの膝靱帯損傷の中で比較的多い外傷です。
膝の下の脛が外側にねじられたときに発生します(受傷パターン図)。
内側側副靱帯は上の方が弱いのでそこで完全断裂もしくは部分断裂します。
内側側副靱帯には浅層superficial layerと深層deep layerが存在し、主に働いているのは浅層であるところです。深層はほとんど関節と一体化しているような状態です。まず怪我するのは浅層になります。
内側側副靱帯浅層の役割は、伸展および屈曲で緊張し、膝の安定性をはかる仕組みになっています。
損傷は程度によって、側副靱帯損傷の重症度は
1度 痛みのみで膝の左右への不安定性がない。
2度 痛みがあり、30度膝屈曲位で主に左右方向に不安定である。
3度 痛みが強く、30度屈曲位と完全伸展位で不安定である。
治療
1度や2度の場合は、保存療法(手術をしない)で治療できます。ギプス(なるべく使わない)やサポーターで固定して、6週~8週で癒合して自然治癒していきます。
2度で前十字靱帯や他の膝靱帯との複合損傷や3度以上の場合、再建が必要になります。
内側側副靱帯再建術は、自分の腱を採取して、これを束ねて解剖学的靱帯の位置に設置します(再建術の図)。
(リハビリ)
○ 翌々日より荷重歩行開始、1週間で全荷重歩行可能
○ 2-3ヶ月は、ハードサポーターが必要
○ スポーツ復帰は6ヶ月
つまり多くは膝の外側からの外力や膝のニーインといって膝が内側に入るような動作によって膝の内側側副靭帯に負担がかかり損傷します。
膝のテーピングで用意するもの
5センチのキネシオテーピングを用意します。
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テーピングの貼り方、巻き方
①20センチほどの長さに切ったテーピングを3本、60センチほどの長さに切ったテーピングを1本用意してください。
四角をカットしておくと剥がれにくくなりますのでカットしておきましょう。
②1本目は20センチほどのテープを膝の上の内側からすねの前側まで痛い所を通過するように貼ります。
③2本目は20センチのテープを膝の上の前側からふくらはぎまで痛い所を通過するように貼ります。この時痛い所でクロスするのがポイントです。
④3本目は残りの20センチのテープで1本目、2本目の真ん中を通り痛い所を通過するように貼ります。
⑤長いテープで膝の内側(すねの内側から)から膝の外を通り、膝窩を通り膝の前上方に終わります。スパイラル状に巻きます。
このテープによりニーインを補正します。
まとめ
膝の痛みがあるとプレーに不安が出てしまうと思います。その時にテーピングは非常に有効に使えると思います。
しかし、長引いたり誤魔化してプレーをすると大きなけがにもつながりますので必ず専門機関にかかるようにしてくださいね!
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