今回の記事は足首の捻挫の回復期に使えるテーピング『ヒールロック』の巻き方です。
足首の捻挫はスポーツ外傷でもっとも多いスポーツ外傷といわれますが、アスリートだけではなく一般の方も多い外傷です。捻挫は固定をしていないと何度も繰り返してしまい捻挫グセがついてしまいます。しっかりケアしてください。
ヒールロックは足首の捻挫のテーピングの中でも非常に凡庸性が高く、覚えておくとかなり便利なテーピングになりますが、一般の巻き方は一枚でやるため走行を覚えられず、間違えてしまうことも多い巻き方です。
単独でヒールロックだけで巻くこともあれば、他のテーピングをした後に最後のうわ巻に巻く場合もあるので覚えておくとかなり便利です。
この巻き方は、2つの部分に分けてやるのでわかりやすく、テーピングのテンションのかけ方も簡単にかけられますのでオススメです。
ヒールロックは回内足など足のつきかたなども変えたりすることもできますので、シンスプリントなどにも応用が利きます。
是非お試しください。
用意するテーピング
どのぐらい固定や保護をしたいかで用意するテーピングを変えていきます。
しっかりサポートしたい場合は、エラスチコンテープやハード伸縮タイプのテーピングを使っていきます。
軽めでサポートしたい場合はティアライトテープなどのソフト伸縮タイプのテーピングやキネシオロジーテープを使っていきます。
太さは38mmから50mmのテーピングを用意してください。
テーピングの巻き方
巻く姿勢は足首を直角90°にしてもらい、最後までこの角度で巻きます。
①一枚目のテーピングのスタートは足首の前側から内側に向かってはじめます。うちくるぶしのやや上側通る感じで、アキレス腱を45°ぐらいの角度で横切るようにかかとの外側まで貼ります。
②そのまま足の裏に行き、かかとの骨の前方を通り足の内側をとおり(この際、舟状骨結節という足の内側アーチの一番出っ張った所を通るとベスト)スタートした所ぐらいで終わります。
③二枚目のテーピングのスタートは足首の前側から内側に向かってはじめます。そとくるぶしのやや上側通る感じで、アキレス腱を45°ぐらいの角度で横切るようにかかとの内側まで貼ります。(この際、うちがえし捻挫の時は少しひっぱります。)
④そのまま足の裏に行き、かかとの骨の前方を通り足の内側をとおり、スタート部あたりで終わります。
完成形はアキレス腱部と足の裏の踵の前でクロスが出来ます。
まとめ
足首の捻挫は非常に多く起こる怪我です。スポーツ外傷では一番多いともいわれております。
サッカー、バスケットボール、ラグビー、バレーボール、ハンドボールなどは起こりやすく、捻挫癖があるような選手も多いので、テーピングなどをして保護をしてあげてくださいね。
しかし、基本はリハビリなどの治療です。しっかり治して再発などをしないようにしてください。
テーピングはあくまで保護や再発予防です。
テーピングなどは1日で張替え、かゆみが出たら必ず剥がしてくださいね。
練習中にテーピングする際は汗などを拭いてするとはがれにくくなります。
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