肩甲骨の周りの筋肉が固くなると、肩甲骨をうまく動かせなくなり、腕振りなどに悪影響が出てきます。
スポーツのほとんどの種目で、肩を動かすのは非常に重要なってきます。野球などの投球をするスポーツはもちろんのこと、バレーなどの球技、陸上競技などの腕振りなども非常に重要です。長距離選手などは腕振りをする際、肩甲骨を固定して走る傾向にあり、肩甲骨周囲の動きが固く胸郭まで固くなってしまっていることが非常に多いです。
肩甲骨に付着する筋肉は非常に多く、僧帽筋、菱形筋、肩甲鋸筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋、大円筋など多数あります。この事により肩甲骨の可動域が下がることはこれらの筋肉の活動が低下してしまうことになります。
動きが悪くなることによって、投球障害などのケガにもつながってしまいます。
逆に言えば肩甲骨周りの柔軟性を出せればケガの予防にもつながっていきますしパフォーマンスの向上にもつながります。
今回は肩甲骨を簡単に意識して動かせるエクササイズです。
肩こりなどにも有用なので是非参考にされてください。
やり方
① 四つん這いになり、肩の真下に手が来るようにして身体を安定させます。
② この状態から背中を丸めるのと反るのをゆっくり繰り返します。
③ この時に丸めるときには肩甲骨を最大限まで外側まで広げ、反る際には肩甲骨を最大限にまでくっつけるようなイメージで動かします。
この時丸める時はいきを吸い、肩甲骨をくっつける際いきを吐くと胸郭の動きも同時に動かせ非常に効果的です。
まとめ
最初はうまく動かせず、ぎくしゃくしてしまう方もおられるかもしれませんが、継続することによってうまく動かせていく感覚がつかめると思います。感覚がつかめるようになると肩甲骨周りの筋肉が温かくなるのもわかってくると思います。そうなると肩周りの筋肉の血流がよくなっている証拠です。肩甲骨周りの筋肉は動かせない方は非常に可動性が低くなりがちなので温かく感じられるようになると背中が軽くなりますし、非常に気持ちよく感じられると思います。
肩甲骨の動きのパターンが増えることによって、ランニング時の腕の振りがよくなったり、ピッチャーなどはピッチングの際肘の位置が高くなったりなどパフォーマンスの向上のためのメリットがたくさんありますので是非参考されてください!
大切なのは継続することです!継続することによって効果がわかりやすくなると思いますので是非継続してください。
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