LIPUSによる靭帯修復の可能性:靭帯修復における新たな選択肢

※本ブログはGoogleアドセンス広告を利用しています

こんにちは!

陣内です。

今回も論文をもとに記事を書いていきたいと思います。

いつもながら私は研究者でも教育者でもないので生温かく見守っていただければ幸いです。

ブログの更新情報などはInstagramXの私のアカウントでしていますのでフォローしてもらえるとめちゃくちゃ喜びます(笑)

あわせて読みたい

あくまで私の私見も入っていますので全てを鵜吞みにしないようにしてくださいね‼

宣伝ですが学生さん向けにおすすめのアマゾンでの中古本をご紹介しています‼

お金持っている人は新品買ってね!

あわせて読みたい
陣内由彦のAmazonページ - え?この中古本の価格やばくない? www.amazon.co.jpで陣内由彦のおすすめ商品をお買い求めください。陣内由彦のお気に入り商品について詳しくはこちら。
目次

はじめに

靭帯損傷は、スポーツ活動や日常生活において非常に頻繁に起こる問題です。

米国(この論文もとがアメリカなので)だけでも、靭帯、腱、関節包の損傷は年間3,200万件もの筋骨格系損傷の45%を占めているといわれています。

しかし、現在の治療法では、損傷した靭帯組織を本来の機能、構造、生化学的特性まで完全に回復させることは難しい状況が続いています。

そのような中、低出力パルス超音波(Low-Intensity Pulsed Ultrasound、以下LIPUS)という技術が、新しい治療の選択肢として注目を集めているようです。

LIPUSとは何か:基本的な理解

LIPUSは、高周波の音波を短いパルスとして組織に送り込む技術です。

皆さんもよくご存じの検査用の超音波検査とは異なりLIPUSは治療を目的としています。具体的には、通常1.5 MHzの周波数で、30 mW/cm²~60 mW/cm²程度の低い強度で、パルス状に音波を照射します。

ここで重要なのは「低出力」という点です。

高出力の超音波が組織を加熱していくのに対し、LIPUSは熱的な効果をほとんど生じさせません。

ある研究では、LIPUS照射による温度上昇は0.1℃未満であったと報告されています。

つまり、LIPUSは熱ではなく、主に機械的な刺激を通じて細胞に働きかけると考えられているのです。

これを身近なものに例えるなら、LIPUSは「優しく細胞をノックする」ようなイメージでしょうか。

強く叩いて壊すのではなく、穏やかにリズミカルに刺激を与えることで、細胞を目覚めさせ、本来持っている修復機能を活性化させるというアプローチなのです。

靭帯修復におけるLIPUSの可能性

現状の靭帯治療の課題

靭帯損傷の治療において、私たちセラピストが直面する最大の課題は何でしょうか。

それは、修復された組織が本来の靭帯の特性を取り戻せないという点にあるといえるかもしれません。

外科的修復を行っても、形成されるのは機能的に劣った瘢痕組織であることが多く、再断裂のリスクが高まります。

例えば、大規模な腱板断裂の場合、外科的修復後も63~73%が治癒に上手くいかないという報告もあります。また、術後の癒着や感染といった合併症も、治療期間を延ばし、時には再手術を必要とする深刻な問題となっています。

LIPUSが示す効果の可能性

では、LIPUSは靭帯修復においてどのような効果が期待されているのでしょうか。いくつかの研究から、以下のような可能性が示唆されています。

細胞増殖と組織再生の促進

研究によれば、LIPUSは線維芽細胞の増殖を刺激し、軟骨、椎間板、靭帯、腱鞘の再生を促進する可能性があるようです。ある動物実験では、ラットの内側側副靱帯を切断したモデルにおいて、LIPUSがTGF-β1(形質転換成長因子β1)の発現を上方調節することで靱帯の治癒を促進したという報告があります。

TGF-β1は組織修復において重要な役割を果たす成長因子です。

これをわかりやすく音楽のオーケストラに例えるなら、TGF-β1は指揮者のような存在で、様々な細胞たちに「今こそ修復のために動く時だ」と指示を出す役割を担っているといえるかもしれません。

腱骨接合部の治癒促進

靭帯や腱が骨に付着する部分(腱骨接合部)の治癒は、特に困難な課題です。なぜなら、この部分は腱という軟らかい組織と骨という硬い組織の境界であり、通常の組織内での治癒と比べて遥かに時間がかかるからです。

いくつかの前臨床研究では、LIPUSが骨形成、線維軟骨ゾーンの再生、そしてリモデリングを促進することで、この難しい部分の治癒を助ける可能性が示されています。ただし、興味深いことに、全ての患者さんがLIPUS治療から同じように恩恵を受けるわけではないようです。

一部の患者さんでは、術後にLIPUS治療を行っても治癒の遅延が観察されたという臨床報告もあります。

炎症の調節

靭帯損傷後の過度な炎症反応は、組織の治癒を妨げることがあります。研究によると、LIPUSは炎症性サイトカイン(TNF-αやIL-1βなど)の産生を抑制し、一方で抗炎症性のメディエーター(TGF-βなど)を促進する可能性があるようです。

メカノトランスダクション:LIPUSはどのように働くのか

機械的刺激を生化学的信号に変換する

LIPUSがどのようにして細胞に働きかけるのか、そのメカニズムを理解することは非常に重要です。ここで登場するのが「メカノトランスダクション」という概念です。

メカノトランスダクションとは、機械的な刺激を生化学的な信号に変換するプロセスのことを指します。

これを日常生活に例えるなら、スマートフォンのタッチスクリーンのようなものです。画面を指で触れる(機械的刺激)と、それが電気信号に変換され、アプリが起動する(生化学的反応)という流れです。

細胞も同様に、LIPUSの機械的な波を受け取ると、それを細胞内の様々な信号に変換し、遺伝子の発現を変化させたり、タンパク質の産生を促進したりするのです。

重要なシグナル伝達経路

研究により、LIPUSが関与する可能性のあるシグナル伝達経路がいくつか明らかになってきています。

ROCK-Cot/Tpl2-MEK-ERK経路

この経路は、間葉系幹細胞の分化において重要な役割を果たすと考えられています。ある研究では、LIPUSがROCK(Rhoキナーゼ)という酵素を活性化し、それがCot/Tpl2キナーゼを経由してERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)の活性化につながることが示されました。

この経路の活性化により、LIPUSは脂肪細胞への分化を抑制し、骨芽細胞への分化を促進する可能性があるようです。靭帯修復においても、適切な細胞分化の誘導は重要な要素となるでしょう。

インテグリン媒介経路

インテグリンは、細胞膜に存在する受容体タンパク質で、細胞外マトリックスと細胞骨格を結びつける役割を果たしています。LIPUSはこのインテグリンを通じて、FAK(接着斑キナーゼ)を活性化し、さらにMAPK(マイトジェン活性化プロテインキナーゼ)経路を刺激すると報告されています。

この経路は、細胞の増殖、遊走、そして細胞骨格の再編成に関与しています。靭帯修復においては、線維芽細胞が損傷部位に移動し、新しいコラーゲン線維を産生することが不可欠ですので、この経路の活性化は理にかなっているといえるかもしれません。

TWIST1/SDF-1経路

近年の研究で注目されているのが、TWIST1(転写因子)を介したSDF-1(ストローマ細胞由来因子1)の発現調節です。ある研究では、歯根膜幹細胞において、LIPUSがTWIST1を活性化し、それがSDF-1の発現を増加させることで、幹細胞の遊走を促進することが示されました。

SDF-1はケモカインの一種で、幹細胞を損傷部位に誘導する「道しるべ」のような役割を果たします。これは、救急車が事故現場に向かうために必要な信号灯や標識のようなものと考えることができるかもしれません。

カルシウムシグナリング

LIPUSは、機械感受性イオンチャネル(Piezo1/2など)を活性化することで、細胞内へのカルシウムイオンの流入を促進する可能性も示唆されています。カルシウムイオンは、細胞内シグナル伝達における重要なセカンドメッセンジャーであり、様々な細胞機能を調節しています。

カルシウムイオンの流入は、ミリ秒単位で起こる非常に速い反応です。これにより、細胞は機械的刺激を迅速に感知し、適切な応答を開始することができるのです。

他の軟部組織への応用から学ぶ

靭帯に特化した研究はまだ限られていますが、他の軟部組織におけるLIPUSの効果を見ることで、靭帯修復への応用可能性についてのヒントが得られるかもしれません。

腱組織への効果

腱と靭帯は、構造的にも機能的にも類似した組織です。腱に関する研究では、LIPUSが腱細胞の増殖を促進し、コラーゲンの産生を増加させる可能性が示されています。また、腱鞘の再生にも効果がある可能性が報告されています。

椎間板組織への効果

興味深いことに、LIPUSは椎間板の髄核細胞においてTGF-β1受容体を上方調節し、細胞増殖と細胞外マトリックスの合成を促進することが報告されています。さらに、TIMP-1(マトリックスメタロプロテアーゼ阻害因子1)の発現を2.06倍、MCP-1(単球走化性タンパク質1)の発現を2.3倍増加させるという具体的なデータも示されています。

これらの分子は、組織のリモデリングや修復に重要な役割を果たしています。靭帯組織においても、同様のメカニズムが働く可能性は十分に考えられるでしょう。

筋組織への効果

骨格筋の再生に関する最近の研究では、LIPUSがサテライト細胞(筋幹細胞)の増殖と分化を促進することが示されています。この効果は、PGC-1α/AMPK/GLUT4経路の活性化を介して、細胞のエネルギー代謝を向上させることによると報告されています。

組織修復にはエネルギーが必要です。これは、家を建てるのに建材だけでなく、それを運び、組み立てるための燃料が必要なのと同じです。LIPUSがエネルギー代謝を改善することで、細胞の修復活動を支援している可能性は興味深い点といえるでしょう。

幹細胞との相乗効果

現代の再生医療において、間葉系幹細胞(MSC)の活用は重要なテーマの一つです。LIPUSと幹細胞を組み合わせることで、より効果的な靭帯修復が可能になるかもしれません。

MSCに対するLIPUSの効果

複数の研究により、LIPUSが骨髄由来間葉系幹細胞(BMSC)に以下のような効果をもたらす可能性が示されています:

  1. 細胞活性と増殖の促進: PI3K/Akt シグナル伝達経路の活性化や細胞増殖関連遺伝子の上方調節が関与している可能性があります。
  2. 分化の調節: 興味深いことに、LIPUSは脂肪細胞への分化を抑制する一方で、骨芽細胞、軟骨細胞への分化を促進すると報告されています。
  3. 遊走能の向上: LIPUSはMSCの遊走を促進し、損傷部位への幹細胞の動員を助ける可能性があります。

靭帯由来幹細胞(LDSC)への期待

近年の研究により、靭帯組織内にも幹細胞が存在することが明らかになってきました。これらの靭帯由来幹細胞(LDSC)や腱由来幹細胞(TDSC)は、自己複製能力を持ち、腱細胞、軟骨細胞、骨芽細胞、筋芽細胞などに分化できる可能性があるようです。

もしLIPUSがこれらの内在性幹細胞を活性化できるのであれば、外部から幹細胞を移植する必要なく、組織自身の修復能力を引き出すことができるかもしれません。これは、庭の手入れに例えるなら、外から新しい植物を持ってくるのではなく、既に土の中にある種を発芽させるようなアプローチといえるでしょう。

臨床応用に向けた課題と展望

パラメータの最適化

LIPUSの効果は、照射強度、周波数、デューティサイクル(パルスのオン・オフ比)、照射時間などのパラメータによって大きく変わる可能性があります。しかし、靭帯修復に最適なパラメータについては、まだ十分に解明されていないのが現状です。

現在よく使用されているパラメータは以下の範囲内とされています:

  • 周波数: 0.7~3 MHz
  • 強度: 30~60 mW/cm²
  • デューティサイクル: 20%
  • 照射時間: 1日20分程度

しかし、これらの数値が靭帯組織にとって最適かどうかは、さらなる研究が必要でしょう。組織の種類、損傷の程度、患者さんの年齢や全身状態によっても、最適なパラメータは異なる可能性があります。

治療のタイミング

靭帯損傷後、いつLIPUS治療を開始するのが最も効果的かという問題も重要です。一般的に、組織の治癒過程は炎症期、増殖期、リモデリング期に分けられますが、どの時期にLIPUSを適用するのが最適なのかについては、議論の余地があるようです。

ある研究では、炎症期の後からLIPUS治療を開始することで、腱骨接合部の治癒が改善されたと報告されています。これは、初期の炎症反応は組織修復に必要なプロセスであり、それを過度に抑制すべきではないという考え方と一致しています。

が期待されます。

他の治療法との併用

LIPUSを単独で使用するのではなく、他の治療法と組み合わせることで、より良い結果が得られる可能性も考えられます。例えば:

  1. 外科的修復との併用: 手術で物理的に組織を修復した後、LIPUSで治癒を促進する。
  2. リハビリテーションとの組み合わせ: 適切な機械的負荷とLIPUS刺激を組み合わせることで、相乗効果が期待できるかもしれません。
  3. 生物学的製剤との併用: 成長因子、PRP(多血小板血漿)、幹細胞移植などとLIPUSを組み合わせる。
  4. バイオマテリアルとの統合: 組織工学的なスキャフォールド(足場材料)にLIPUS刺激を加えることで、より生理的な組織再生を目指す。

長期的な安全性と効果

LIPUSは非侵襲的で、これまでの研究では重大な副作用は報告されていないようです。しかし、長期的な使用における安全性や、修復された組織の長期的な機能については、さらなる追跡調査が必要でしょう。

特に、以下の点については注意深い観察が必要かもしれません:

  • 修復された靭帯の機械的特性は長期的に維持されるか
  • 再断裂のリスクは実際に低下するか
  • 他の組織への予期しない影響はないか

おわりに

LIPUSによる靭帯修復は、まだ研究の初期段階にあるといえるかもしれません。靭帯に特化した臨床研究は限られており、最適な治療プロトコルも確立されていません。しかし、他の軟部組織における研究結果や、メカニズムに関する基礎研究の蓄積から、この技術が靭帯修復の新しい選択肢となる可能性は十分にあると考えられます。

LIPUSの魅力は、何よりもその非侵襲性にあります。患者さんに痛みや不快感を与えることなく、組織自身の修復能力を引き出すというアプローチは、理想的な治療法の一つといえるでしょう。また、外来で簡便に実施できる点も、臨床応用における大きな利点です。

今後、以下の方向での研究の進展が期待されます:

  1. 靭帯組織に特化した、より詳細なメカニズムの解明
  2. 大規模な臨床試験による有効性と安全性の検証
  3. 個々の患者さんに最適化された治療プロトコルの開発
  4. 他の治療法との最適な組み合わせの探索
  5. バイオマーカーを用いた治療効果の予測

私たちセラピストは、常に患者さんにとって最良の治療法を提供したいと考えています。LIPUSは、その目標に向けた一つの有望な道筋を示してくれているのかもしれません。ただし、新しい技術に対しては、適切な科学的評価と批判的思考を持って向き合うことも重要です。

靭帯損傷に悩む多くの患者さんのために、今後の研究の進展と臨床応用の拡大を期待したいと思います。


参考文献

  1. Marcotulli M, Barbetta A, Scarpa E, et al. Jingle Cell Rock: Steering Cellular Activity With Low-Intensity Pulsed Ultrasound (LIPUS) to Engineer Functional Tissues in Regenerative Medicine. Ultrasound in Medicine and Biology. 2024;50(12):1855-1873.
  2. Butler DL, Juncosa-Melvin N, Boivin GP, et al. Functional tissue engineering for tendon repair: A multidisciplinary strategy using mesenchymal stem cells, bioscaffolds, and mechanical stimulation. Journal of Orthopaedic Research. 2008;26(1):1-9.
  3. Leung KS, Lee WS, Tsui HF, et al. Complex tibial fracture outcomes following treatment with low-intensity pulsed ultrasound. Ultrasound in Medicine and Biology. 2004;30(3):389-395.
  4. Warden SJ, Favaloro JM, Bennell KL, et al. Low-intensity pulsed ultrasound stimulates a bone-forming response in UMR-106 cells. Biochemical and Biophysical Research Communications. 2001;286(3):443-450.
  5. Kusuyama J, Bandow K, Shamoto M, et al. Low Intensity Pulsed Ultrasound (LIPUS) Influences the Multilineage Differentiation of Mesenchymal Stem and Progenitor Cell Lines through ROCK-Cot/Tpl2-MEK-ERK Signaling Pathway. Journal of Biological Chemistry. 2014;289(15):10330-10344.
  6. Wang W, Wang K, Zhang W, et al. Low-intensity pulsed ultrasound promotes periodontal ligament stem cell migration through TWIST1-mediated SDF-1 expression. International Journal of Molecular Medicine. 2018;41(5):2639-2646.
  7. Zhu Y, Huan Z, Zhang C, et al. Mechanoregulation of Cell Fate by Low-intensity Pulsed Ultrasound: Mechanisms and Advances in Regenerative Medicine. Bio Integration. 2025;6(1):49-65.
  8. Zhang N, Chow SKH, Leung KS, Cheung WH. Advances in the application of low-intensity pulsed ultrasound to mesenchymal stem cells. Stem Cell Research & Therapy. 2022;13:218.
  9. Chen X, Wang Y, Yan W, et al. The therapeutic effects of low-intensity pulsed ultrasound in musculoskeletal soft tissue injuries: Focusing on the molecular mechanism. Frontiers in Bioengineering and Biotechnology. 2022;10:1080430.
  10. Leong DJ, Li YH, Gu XI, et al. Physiological loading of joints prevents cartilage degradation through CITED2. FASEB Journal. 2011;25(1):182-191.
  11. Sato M, Nagata K, Kuroda S, et al. Low-Intensity Pulsed Ultrasound Activates Integrin-Mediated Mechanotransduction Pathway in Synovial Cells. Annals of Biomedical Engineering. 2014;42:2156-2163.
  12. Lu H, Qin L, Cheung W, et al. Low-intensity pulsed ultrasound accelerated bone-tendon junction healing through regulation of vascular endothelial growth factor expression and cartilage formation. Ultrasound in Medicine and Biology. 2008;34(8):1248-1260.
  13. Claes L, Willie B. The enhancement of bone regeneration by ultrasound. Progress in Biophysics and Molecular Biology. 2007;93(1-3):384-398.
  14. Duan WL, Zhang LN, Bohara R, et al. Adhesive hydrogels in osteoarthritis: from design to application. Military Medical Research. 2023;10(1):4.
  15. Tang Y, Wang Z, Xiang L, et al. Functional biomaterials for tendon/ligament repair and regeneration. Regenerative Biomaterials. 2022;9:rbac062.
  16. Voleti PB, Buckley MR, Soslowsky LJ. Tendon healing: repair and regeneration. Annual Review of Biomedical Engineering. 2012;14:47-71.
  17. Tuan RS, Boland G, Tuli R. Adult mesenchymal stem cells and cell-based tissue engineering. Arthritis Research & Therapy. 2003;5(1):32-45.
  18. Harrison A, Lin S, Pounder N, Mikuni-Takagaki Y. Mode & mechanism of low intensity pulsed ultrasound (LIPUS) in fracture repair. Ultrasonics. 2016;70:45-52.
  19. Fu SC, Cheuk YC, Chiu WY, et al. Triphasic temporal expression of growth factors in the tendon-bone insertion during rat anterior cruciate ligament reconstruction. Asia-Pacific Journal of Sports Medicine, Arthroscopy, Rehabilitation and Technology. 2019;17:1-6.
  20. Leppänen O, Sirola J, Vainionpää A, et al. Three months of low-intensity ultrasound treatment in fresh femoral and tibial mid-diaphyseal fractures: A pilot study. Journal of Trauma. 2006;60(2):343-347.
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次