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こんにちは!
陣内です。
今回も論文をもとに記事を書いていきたいと思います。
いつもながら私は研究者でも教育者でもないので生温かく見守っていただければ幸いです。
ブログの更新情報などはInstagramやXの私のアカウントでしていますのでフォローしてもらえるとめちゃくちゃ喜びます(笑)
今回はTFCCの術後のリハビリテーションにおける鍼通電の併用に関してです。
あくまで私の私見も入っていますので全てを鵜吞みにしないようにしてくださいね‼
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はじめに

手首の小指側に生じる痛みで悩まれている患者さんは少なくありません。特にTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷は、スポーツ選手や手を酷使する職業の方々にとって、日常生活やパフォーマンスに大きな影響を与える疾患です。
実際にうちでも剣道や野球などの
本記事では、台湾の中国医科大学病院で実施された電気鍼(EA)とリハビリテーションを組み合わせた研究を中心に、TFCC損傷術後の回復における鍼灸治療の可能性について論文を解説していきたいと思います。
TFCC損傷とは – まずは基本から理解しましょう

TFCCは、手首の小指側にある4つの靭帯(尺骨三角骨靭帯、尺骨月状骨靭帯、掌側橈尺靭帯、背側橈尺靭帯)と関節円板から構成される複合的な組織です。
テニスや野球などのスポーツ、転倒時に手をついた際の外傷、あるいは長期間の手首への負荷などが原因となって損傷が起こることがあります。
研究の背景 – なぜこの研究が重要なのか
TFCC損傷の治療において、関節鏡視下手術は開放手術と比較して回復が早く、合併症も少ないとされています。
しかし、術後の痛みが理学療法の進行を妨げ、結果として手首機能の回復が遅れることが課題とされています。
鍼灸の分野がここに寄与出来る事は非常に有用だと思っています。
研究デザイン – どのように調査が行われたか

Chang らの研究では、関節鏡視下TFCC修復術を受けた42名の患者を対象に、単盲検ランダム化比較試験が実施されました。患者は以下の2つのグループに分けられています:
EA群(19名)
- 標準的なリハビリテーション + 電気鍼治療を4週間実施
- 術後3週間から治療を開始
対照群(23名)
- 標準的なリハビリテーションのみを4週間実施
興味深いのは、電気鍼を行う部位です。一般的に考えると、痛みのある手首に直接鍼を刺すと思われるかもしれません。しかし、この研究では対側(反対側)の下肢にある経穴を使用しました。具体的には、以下の4つの経穴が選択されています:
- BL60(崑崙)
- GB34(陽陵泉)
- SP6(三陰交)
- KI3(太谿)
これらの経穴は、創傷感染のリスクを避け、痛みを軽減し、手首の可動域を改善するという目的から選ばれたと考えられます。東洋医学の考え方では、身体全体が経絡というネットワークでつながっており、離れた場所への刺激が患部に影響を与えることがあるとされています。これはちょうど、楽器の弦を調整することで、全体の調和が整うようなイメージと言えるかもしれません。
電気鍼の条件は以下の通りです:
- 刺入深度: 20-30mm
- 電気刺激: 2mA、30分間
- 頻度: 週3回、計12セッション
評価項目 – 何を測定したのか
研究では、以下の項目が評価されました:
- DASHスコア(Disabilities of the Arm, Shoulder, and Hand score)
- 上肢の機能障害を評価する質問票です
- スコアが低いほど、機能が良好であることを示します
- 手首の可動域(ROM: Range of Motion)
- 屈曲/伸展、回内/回外、橈屈/尺屈の各方向
- 握力
- ピンチ力(つまみ力)
これらの評価は、治療開始前、4週間の治療終了時(術後7週)、さらにその4週間後(術後11週)に実施されています。
DASHスコア(Disabilities of the Arm, Shoulder, and Hand score)とは、 上肢の機能障害(腕・肩・手)の程度を数値化して評価するための国際的に広く使われている質問票(Patient-Reported Outcome Measure) です。
手・肘・肩の障害が、日常生活やスポーツ、仕事にどれだけ影響を及ぼしているかを患者自身が答える形式で評価します。
DASHスコアの基本概要
■ 目的
- 上肢の機能障害(痛み・動かしにくさ・生活への影響)を定量的に評価する
- 治療前後の変化を比較し、治療効果を判断する
- 手・肘・肩など、上肢全体を包括的に評価できるのが特徴
質問項目(構成)
DASH本体:30項目
過去1週間の状態について次のような内容を0〜5のスケールで回答します:
【1. 日常生活動作に関する質問】
例:
- 髪をとかす
- 食器棚の高い所に手を伸ばす
- 重い物を持つ
- 鉛筆で文字を書く
- キッチンの仕事をする
→ 上肢の機能がどれくらい障害されているかを具体的に評価します。
【2. 痛み・しびれなどの症状に関する質問】
例:
- 痛みの程度
- しびれの有無
- こわばりの程度
- 睡眠への影響
【3. 社会生活・趣味・仕事への影響】
例:
- 趣味活動への支障
- 仕事の効率低下
- 日常生活の制限
スコアの計算方法
■ 計算式
DASHスコアは 0〜100 点で表現されます。
(回答した項目の合計 - 30) / 1.2
■ 点数の意味
- 0点:障害なし(正常)
- 100点:最大の障害
点数が高いほど機能障害や痛みが強いことを意味します。
オプションモジュール(特別項目)
DASHには追加モジュールがあります:
① スポーツ・音楽家モジュール(4項目)
- スポーツ動作の困難さ
- 楽器演奏の困難さ
② 仕事モジュール(4項目)
- 仕事特有の動作の制限を評価
→ 特定の活動に応じて、より詳細に上肢機能を把握できます。
使用される場面
DASHは以下のような上肢の多くの疾患で使われます:
- 手根管症候群
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 肩関節周囲炎(五十肩)
- 回旋筋腱板損傷
- TFCC損傷
- 肩脱臼
- 骨折後のリハビリ評価
- 手術前後の機能比較
臨床研究やリハビリ評価で非常に頻繁に用いる尺度です。
DASHスコアのメリット
- 患者の主観的な機能障害を数値化できる
- 上肢全体を横断的に評価できる(肩だけ・肘だけのツールではない)
- 治療効果を定量的に追える
- 国際的に統一された尺度で研究に使いやすい
DASHスコアをまとめると
腕・肩・手の障害が日常生活にどれくらい影響しているかを、患者自身が評価し、0〜100点で表す尺度
点数が高いほど障害が強い
上肢疾患の臨床・研究で最も信頼されている自己評価ツールの一つです。
研究結果 – 何が明らかになったのか

治療終了時(術後7週)の結果
EA群は対照群と比較して、統計学的に有意な改善が認められました:
- DASHスコア
- EA群: 18.92点
- 対照群: 45.45点
- 手首の可動域
- 屈曲/伸展: EA群 100.84° vs 対照群 75.74°
- 回内/回外: EA群 163° vs 対照群 117°
- 橈屈/尺屈: EA群 51.58° vs 対照群 30.74°
- ピンチ力
- EA群で統計学的に有意な改善が認められました
- 握力
- 両群で有意差は認められませんでした
フォローアップ時(術後11週)の結果
治療終了から4週間後の評価でも、一部の項目で効果が持続していることが示されました:
- DASHスコア: EA群 12.58点 vs 対照群 24.91点
- 橈屈/尺屈: EA群 56.73° vs 対照群 41.5°
特に注目すべきは、EA群のDASHスコアが12.58点まで低下し、「問題なし」のカットオフポイントを下回った点です。これは、患者さんが日常生活や仕事において、ほとんど支障を感じないレベルまで回復したことを示唆しています。
電気鍼の作用機序 – なぜ効果があるのか

電気鍼がTFCC損傷術後のリハビリテーションに有効である可能性について、いくつかのメカニズムが考えられています:
1. 疼痛コントロール
電気鍼は、内因性オピオイドペプチド(身体が自然に作る鎮痛物質)の放出を促進すると考えられています。これは、身体が自ら痛み止めを作り出すようなイメージです。痛みが軽減されることで、患者さんはリハビリテーションにより積極的に取り組むことができます。
研究者らは、電気鍼の主な効果は術後の痛みを軽減することにあり、それによって患者がリハビリ計画により協力的になり、より良好なDASHスコアが得られたと考察しています。
2. 血流改善
鍼刺激は局所の血流を改善することが報告されています。血流が良くなることで、損傷部位への酸素や栄養素の供給が増加し、治癒が促進される可能性があります。これは、庭に水を撒くことで植物の成長が促されるようなものと考えていただければよいかもしれません。
3. 炎症の調整
他の研究では、電気鍼が炎症性サイトカインの産生を調整することが示されています。適切な炎症反応は治癒に必要ですが、過剰な炎症は組織の回復を妨げます。電気鍼は、このバランスを整える役割を果たす可能性があります。
4. 神経系への作用
経穴への刺激は、脳の特定の領域を活性化することが神経画像研究で示されています。異なる経穴は脳内で異なる反応を引き起こし、それぞれ異なる治療効果をもたらす可能性があります。
他の領域における電気鍼の応用 – より広い視点から
TFCC損傷以外にも、電気鍼は様々な術後リハビリテーションで研究されています:
1. 整形外科領域
人工膝関節全置換術(TKA)後の疼痛管理や機能回復において、電気鍼の有効性が報告されています。系統的レビューとメタアナリシスでは、電気鍼がリハビリテーション期間中の補助的アプローチとして、疼痛軽減と機能改善に寄与する可能性が示唆されています。
また、橈骨遠位端骨折の術後治療においても、電気鍼が手首の腫脹軽減と関節機能の改善に効果的である可能性が研究されています。
2. 消化器外科領域
腹腔鏡下胃切除術後の腸管機能回復において、電気鍼が術後イレウス(POI)の期間を短縮することが複数の研究で報告されています。これは、電気鍼が迷走神経の緊張を高め、消化管の蠕動運動を促進することによると考えられています。
最近の多施設共同ランダム化比較試験では、585名の胃癌患者を対象に電気鍼の効果が検証され、初回排ガスまでの時間、初回排便までの時間、入院期間の短縮が確認されています。
3. 脳神経外科領域
開頭術後の疼痛管理においても、電気鍼が鎮痛薬の使用量を減少させ、回復を改善することが報告されています。
4. ERAS(Enhanced Recovery After Surgery)プログラムとの統合
近年、電気鍼はERASプログラムとの組み合わせで注目されています。ERASは、術前・術中・術後の多角的なアプローチにより、患者の早期回復を目指す包括的なプログラムです。電気鍼は、疼痛管理、術後悪心嘔吐の軽減、臓器機能の保護などの面で、ERASプログラムを補完する役割を果たす可能性があります。
臨床応用における考察 – 実践への示唆
この研究結果は、臨床現場にいくつかの重要な示唆を提供しています:
1. 非薬物療法の選択肢
鎮痛薬に対する忍容性が低い患者や、薬物療法の副作用を懸念する患者にとって、電気鍼は貴重な選択肢となる可能性があります。もちろん、電気鍼が薬物療法を完全に代替するものではありませんが、補完的なアプローチとして価値があると考えられます。
2. 早期機能回復の促進
DASHスコアの改善は、患者が早期に日常生活や仕事に復帰できる可能性を示唆しています。これは、患者のQOL(生活の質)向上だけでなく、社会経済的な観点からも重要な意味を持ちます。
3. 遠隔経穴の活用
手首の損傷に対して下肢の経穴を使用するというアプローチは、創傷感染のリスクを避けながら治療効果を得られる可能性を示しています。これは、術後早期の繊細な時期において、安全性と有効性を両立させる方法として興味深いものです。
4. プロトコルの標準化
週3回、30分間の治療を4週間継続するという明確なプロトコルは、臨床現場での実施可能性を高めます。ただし、個々の患者の状態に応じて調整が必要な場合もあるでしょう。
研究の限界 – 慎重に解釈すべき点

この研究には、いくつかの限界があることも理解しておく必要があります:
1. サンプルサイズ
42名という比較的少ない患者数での研究です。より大規模な研究によって、結果の信頼性を高める必要があるかもしれません。
2. シャム群の不在
この研究では、電気鍼を受けるグループと標準治療のみのグループが比較されていますが、プラセボ効果を考慮したシャム(偽)鍼治療群は設けられていません。ただし、研究者らは、シャム群の使用が必ずしも対照群より優れているわけではないと指摘しています。
3. 短期的な効果
フォローアップ期間は術後11週までです。より長期的な効果については、さらなる研究が必要と考えられます。
4. 疼痛スコアの直接測定
独立した疼痛スコア(VASなど)が記録されていません。ただし、DASHスコアには疼痛評価の項目が含まれており、DASHスコアの有意な改善は疼痛の軽減を示唆していると言えます。
5. 一般化可能性
この研究は台湾の単一施設で実施されたため、異なる文化圏や医療システムにおいても同様の結果が得られるかは不明です。
あります。ただし、これは個人差が大きく、損傷の程度や慢性化の度合いによって変わってきます。
今後の研究の方向性
この分野をさらに発展させるために、以下のような研究が期待されます:
1. 大規模多施設共同研究
より多くの患者を対象とした研究により、結果の一般化可能性を高めることができます。
2. シャム対照を含む研究デザイン
プラセボ効果を厳密に評価するために、シャム電気鍼群を含む三群比較研究が有用かもしれません。
3. 長期フォローアップ
6ヶ月、1年といった長期的な効果を評価することで、治療の持続性を確認できます。
4. メカニズムの解明
神経画像研究や生化学的マーカーの測定により、電気鍼の作用機序をより詳細に理解することができます。
5. 至適治療パラメータの検討
電気刺激の周波数、強度、治療時間、頻度などのパラメータを最適化する研究が必要です。
6. 費用対効果分析
医療経済学的な観点から、電気鍼治療の費用対効果を評価することも重要です。
7. 患者選択基準の確立
どのような患者が電気鍼治療に最もよく反応するかを明らかにすることで、個別化医療につながります。
統合的アプローチの重要性
TFCC損傷の治療において、電気鍼は魔法の杖ではありません。むしろ、包括的な治療計画の一部として位置づけることが重要です。
治療は、以下のような多角的なアプローチが推奨されます:
- 適切な診断: MRIなどの画像診断と詳細な身体診察
- 急性期の管理: 必要に応じた固定と安静
- 疼痛管理: 薬物療法と非薬物療法(電気鍼を含む)の適切な組み合わせ
- リハビリテーション: 段階的な運動療法とストレッチ
- 患者教育: 日常生活での注意点と再発予防
- 心理的サポート: 慢性疼痛に伴う心理的問題への対応
これらの要素を統合し、個々の患者に合わせて調整することが、最良の治療成果につながると考えられます。
まとめ
TFCC損傷に対する電気鍼治療の研究は、伝統医学と現代医学の融合の好例と言えるかもしれません。
厳密な研究デザインを用いて、伝統的な治療法の効果を検証することは、両方の医学体系の発展に寄与します。
この研究が示唆するのは、「可能性」であって「確実性」ではありません。しかし、その可能性は、さらなる探求に値するものだと思います。
鍼灸師として大切なのは、以下の点ではないでしょうか:
- 科学的な根拠を尊重する姿勢: エビデンスに基づいた実践を心がける
- 批判的思考: 研究結果を鵜呑みにせず、その限界を理解する
- 継続的な学習: 新しい知見を積極的に取り入れる
- 患者中心のアプローチ: 個々の患者のニーズと価値観を最優先する
- 多職種連携: 医師、理学療法士、作業療法士など、他の医療専門職との協働
電気鍼治療がすべての患者に適しているわけではありませんし、すべての臨床状況で第一選択となるわけでもありません。しかし、適切な患者選択と治療プロトコルのもとでは、TFCC損傷術後のリハビリテーションにおいて有用なツールとなる可能性があります。
おわりに
TFCC損傷は、患者さんにとって日常生活に大きな影響を与える疾患です。電気鍼という伝統的な治療法が、現代的な手術療法のリハビリテーションにおいて役割を果たす可能性があることは、興味深い知見と言えるでしょう。
ただし、この領域の研究はまだ発展途上です。今回ご紹介した研究は、電気鍼の「可能性」を示すものであり、「確立された治療法」を提示するものではありません。臨床現場では、現在利用可能な最良のエビデンスと、個々の患者の状況を総合的に考慮して、治療方針を決定することが重要です。
今後、より大規模で質の高い研究が蓄積されることで、TFCC損傷に対する電気鍼治療の位置づけがより明確になっていくことが期待されます。伝統医学と現代医学が互いに学び合い、患者さんにとって最良の治療を提供していくことが、私たち医療従事者の使命ではないでしょうか。
最後になりますが、この記事が、TFCC損傷に悩む患者さんの治療に携わる鍼灸師の皆様にとって、何らかの参考になれば幸いです。
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本記事は、専門家の皆様への情報提供を目的としたものです。個々の患者さんへの治療適応については、必ず臨床状況を総合的に判断してください。
文字数: 約7,500字


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